文豪ストレイドッグスに出てくる数々の魅力的な登場人物とキャラクターたち、異能の能力が元ネタだったりしますし、元の文豪、作家の性格が反映されているとも言われています。
なので、元の人物像を踏まえて今回一人ひとり解説をしていこうかと思います。
ですが、あくまでも歴史は歴史であって、本人と周りにあったものしか性格はわかりませぬ。現在勝たれている作品、性格などは実際の生きていた人物の魅力には到底およばないと勝手に思っております。
今読んでも魅力的な作品を作った作家の方々に、リスペクトを持って書いていきたいと思います。
太宰治(だざい おさむ)の元ネタ
作中でも何かと自殺をしようとする太宰治ですが、元ネタは太宰治が自殺未遂をしたことがあることが元ネタだと思います。
生きようとする意思が弱いと思いがちですが、彼は人一倍生きる気力はあるんですね。生きる気力が弱い人が心中はできないでしょうから。
臆病であった人かもしれませんが。笑
それだけ素直な方だったのでしょう。
風貌は少し貴族的な格好ですが、歴史的には太宰治自身も資産家の息子であり、お金には困っていなかったそうな。
どこた謎めいた雰囲気というか、女性にモテまくる人生だったのでしょうねえ。
細身である、女性的であるのは、もともと持つ彼の品格かと思っています。
太宰治(だざい おさむ)の性格
つかみどころがない
太宰治は消極的なのか積極的なのかわからない、つかみどころのない性格をしています。
言動に一貫性はあるのでしょうが、指針がイマイチ読みづらくて、謎めいている印象です。
なるほど、女性にモテる気がする!笑
情緒は安定している
情緒は安定しているようで、カッとなって怒ったり、泣いたり、笑ったりというような感情の起伏は少なめな気がします。
むしろ、心拍数でいうと「ツーーーーーーー」となっているのではないかというくらい一定ですね。
ですが、仲間の事となると、自ら動き助けているので、内では熱いものを感じているのかもしれません。
表情には出しませんが。
自殺願望がある
自殺願望があるというのは、ネタではないらしくかなりPOPに自殺しようとします。
川に流されたり、土管に詰まったりと中原中也に殺されようとしたりと自殺に果敢に挑みます。
ですが、辛い死に方はしたくないらしく、自分なりの「死への美学」があるようです。
人をおちょくるのが好き
いたずらをしたり、辱めることが好きなのか、ちょこちょこいたずらを真顔でしますね。
中原中也につかまっているところに出会った時には、わざと話させて中原をはめて、お嬢様ポーズをとらせています。
あくまでも主観ですが、死にたいとしても人生では刺激が欲しいのかいたずらとかするんですかね。
謎めいているな〜太宰さん。
ちょいドエス気味
芥川が半依存、いやもはやかなりの依存をしていることを知りながらも、つけ話す発言をわざとします。
彼の自立のためなのか、それともドエスだからやっているのかは定かではないのですが、自立させるにもやり方は様々あるでしょうから。笑
芥川のため、自立のため、どっちもが理由だと思います。
太宰治(だざい おさむ)の能力
- 能力名:人間失格(にんげんしっかく)
- 元ネタ:太宰治の小説『人間失格』
能力は人間失格という異能バトルの中でも異色な「異能を無効化する能力」です。
どんぱちやる中で彼だけ、戦わずして相手を無効化させるというのは、文豪ストレイドッグスの作家さんが、キャラクター設定をする時に太宰治のイメージがネガティブが強かったようで、読んでいるうちに生きていく気力がなくなっていくとのことで、アンチバトル能力にしたのだそうです。
肉体の強さというよりかは、能力のポテンシャルがかなり左右されるので、チートキャラであることは間違い無いですね!
太宰治(だざい おさむ)の技
太宰治の技は特になし!
能力を人間失格で止めることができるので、触れたものの能力を無効化させます。
能力の強さ、弱さには依存しないでどんな能力もなので、能力に頼りっきりな相手であればあるほどに太宰が有利になります。
太宰治(だざい おさむ)の強さ
作中でも最強の一人と言えるでしょう。
太宰治が強い理由は能力にあらず、「頭脳」ですね。
ドストエフスキーとの戦いでは、海外の組織の頭目の一人であるドストエフスキーと互角以上の戦いを見せます。
無言でいるのは、常に自分を見つめ直しているからなのか、自分だったらという自身の客観が非常にうまいキャラクターです。
なので、ドストエフスキーに限らず、他人の行動が自分であったらという客観を深い段階まで持っているので予測が可能なのだと思います。
どんな「力」「能力」を持っていようが、太宰治の「無効化」そして「頭脳」をもってしては1対1では正直誰も敵わないんじゃないかな…
まとめ
これ見よがしのイケメンキャラクターで、人気をかっさらっている太宰治ですが、確かにこう書いていても魅力的であり、主人公格たる理由があると思いました。
これからの展開も楽しみに!追加能力などがあれば付け足していきます〜。