文豪ストレイドッグス第一巻より
国木田独歩の手帳には理想と書いてありますが、実在した国木田さんもまた理想主義者であったとされているようです。
過去の話なので、本当かどうかなんて証明しようがありませんがね。
理想主義者というよりかは、現実、真実を追求した方とされています。
歴史によると、浪漫派であり、自然主義文学の先駆者とも言われているようです。
ちなみに、浪漫派(ろうまんは)とは、解釈が様々だけども、日本伝統を大切にせよという思想を持っている団体や文学を含めた作品を差すようで、自然主義はヨーロッパのイメージが強いけども、綺麗なものや貴族のものだけを写すのではなくて、世の中に溢れるありきたりな自然、真実を写すというもの。だと勝手に解釈しています。
他の文豪たちが理想を掲げていなかったとあればひどく語弊がありますが、国木田さんは、ジャーナリストから文筆家、小説家、となり、自然派のパイオニアと言われることもあって、情熱家、理想家と言われていたのではないか、と思っています。
そう思うと、理想と書いてあるあの手帳も感慨深い。ですなあ。