文豪ストレイドッグス1話より
とある青年が、探偵社に潜り込み、探偵社を爆破させると叫びだしました。
探偵社に恨みがあるとのことで、建物ごと爆発させてやると脅してくる。
誰が止める?とじゃんけんで止める人を選別する国木田と太宰、太宰が勝ったためにイラつきながらも国木田が止めに行きます。
ですが、すぐに国木田と正体に気づく犯人。
もともと恨みがあるということは身辺調査はしてあり、探偵社の顔はわれているために、探偵社にいる人では止められないと判断をするのです。
そこで、登場したのが、中島敦、まあこれは太宰が行かせたわけですが。笑
みんな死んでしまえ!と言われますが、
僕なんて、身寄りもなければ、トラに返信しちゃうし、バレたら縛り首だからね。
と自虐する中島敦、やけにならずに生きているんだ!といい、尻込む犯人。
遠目で見ている太宰はダメ人間のふりがうまいなあと思っています。
そこで出たのが、独歩銀閣の手帳のページを書いたものを実体化させる能力。
ワイヤーガンに変えることで、起爆スイッチを奪うことに成功、相手を倒し、無事に爆破魔を捕まえることができました。
ですが、中島敦が何者かにおされてしまい、起爆スイッチを押してしまいます。残り5秒で爆発するのに焦った敦は、自分の身を捨てて、爆弾に覆いかぶさる。
そして0秒。
爆発はせずに、先ほどの爆弾魔と並んで、敦に入社試験だった旨を伝えます。
探偵社の社長である、「福沢諭吉」が登場し、
合格かどうかは、太宰に一任するとのことで、無事に合格をするわけですねえ。
いやー、ぱっと見激しくブラックの会社だけども、中島敦は何も言わないわけじゃないですか?疑問にも感じないというか、むしろ自分がいてはいけないという逃避の気持ちの方が強い。
これは彼のルーツである孤児院での暮らしでの、役に立たないものは価値がない、という教育が作り上げてしまった性格なのでしょうね。
正確には、その過去によって、「痛めつけられたくない」という恐怖、または「価値がない」と気づきたくない恐怖からでしょう。
のちにも語られますが、中島あっちゃんの生命力に満ちた言動の原動力は、きつーい暮らしでありましたが、彼の孤児院がルーツなのですねえ。