十鬼蛇 王馬(ときた おうま)と若槻武士の戦いはあいも変わらず続いております。
不壊でガードを続ける王馬でしたが、体重差もありますし、重たい攻撃を連打する若槻の前に、体力を削られていく王馬。
王馬曰く、不壊が10だとしたら、若槻のパワは50らしい。
そりゃあやられるに決まってるやーん!
思わず尻込み後を引く王馬でしたが、間合いを詰めるのも早い若槻。
勢いよく後ろに下がる王馬に寝技を喰らわないように、必要以上の間合いはつめません。
王馬の腕はもう上がらなくなってしまいました。
一方、別室で乃木は山下和夫に棄権するように迫っています。
なぜそこまで乃木が棄権を迫るのか、理由が明らかになります。
山下和夫の正体は、江戸時代の拳願会黎明期の江戸時代に乃木一族のために命をはった山下一之進だったのです。
乃木の先祖は乃木屋英吉です。
山下和夫の眼力がすごかったのは、一之進、もしくはもっと前からの遺伝だったんですねえ。
山下家と乃木家は死闘を繰り広げる中で、雇用関係を超えるつながりを持っていたのだとか。
だけども、トーナメントを上がり、山下一之進は、遅かれ早かれ死ぬ体になってしまいます。乃木のために、自らのためにも体を貼る一之進は、準決勝を制し、決勝の前に死んでしまったのだそうです。
まさに今は準決勝なので、同じ場面なんですね。
この乃木家と山下家の話は代々に受け継がれたそうな、だがしかし、現乃木会長は話半分に聞き流していたそう。
道端で、山下和夫の存在に気付くまでは。
自分のグループ会社に山下家の子孫がいることを知り、運命じみたことを感じて、山下一族へ恩返しせよ。という一族の近いを果たそうと思ったのだそうです。
乃木はもともと優勝したら、山下和夫を拳願会の副会長に任命するつもりだったのですが、これを山下は断ります。
こいつやっぱイケメン。
乃木家と山下家がそうであったように、山下和夫と王馬の雇用を超える関係を見て、止めているのもありますが、乃木は私利私欲で山下を止めているかのように感じますね。
場面は戻り、王馬と若槻の戦いが続きます。
いやーまさか山下家と乃木家の呪縛がそんな前からあったとはね〜。