402話より
ラザクが永眠につき、ルケドニア、およびルケドニア近辺で起こったことを、ラエルにフランケンが報告をしています。
今まで暴君であったラエルもさすがにこの時は、おとなしく、また大人びているように見えます。
内心はぐちゃぐちゃしているでしょうが。
過去の回想シーンが入り、
過去には、二人で崖の上で、貴族の生き方についてを話しています。
ラザクは、貴族は寿命が長いために、生き方よりも、どう永眠に着くかが重要なんだ。と言っています。
じっくり考えろと言い、ラエルに兄貴はもう決めているの?ときかれ
とっくに決めているといいます。
そこに、なになに教えてよ。というラエル。
二人の仲の良さ、ラエルが唯一兄に対しては、甘えていたことが会話からもわかります。
ラエルは気付きます、兄貴(ラザク)が言っていた、どう永眠に着くかとはこのことだったのか。
と。
フランケンは父レイガも同じことを言っていたと話す。
二人ともラエルが気付いていて安心だという二人の表情はどこか浮かびません。
ですが、ラエルがこの一件で、人が変わります。
去り際に、フランケンに、ありがとうございます。
と言うのですね〜。
思わず、え?と聞き返すフランケンシュタイン。
父上が会いたがっていたあなたに会えてよかった、助言も心に刻んでいた、と。
今までのラエルならありえないことだったのだと思います。
ですが、彼もまだ覚悟がどれほどかはわかりませんが、決めたのだと思います。
どう永眠に着くのかを。
その後、セーラが来て、
ラエルを抱きしめて、人間がこうしていた、と。
悲しくはない、と強がるラエルでしたが、家族に会えない悲しみは
心ゆくまで感じるのが家族の特権だから、と。
甘えさせてくれます。
なんなんだ!この涙を誘うシーンたちは!涙
ラエルは、兄の代わりに、彼がやり残したことを自分が引き継ぐと決めて、
落ち込んでいるRKメンバーたちを叱咤します。
兄を特別だと少しでも思っているなら、今落ち込むことを求めているはずはないだろ。
と一番悲しいはずのラエルが言うのですから、皆勇気をもらったことでしょう。
こうして、ラエルが教育係につくことになったのですねえ。