ルケドニア侵略事件からほんの少しだけ経ち、力を使いすぎたライジェルはかなり疲れ果てています。
生命力を削って戦うライジェルにとっては死活問題で、今も、倒れたいのを我慢している状態であるかもしれません。
でも、彼は体に鞭を打ち、学校に行きます。
我慢をしてまで学校に行ったのには、理由があると思っています。
体が痛い時に思い出したのは、家へ遊びに来たロードとの会話の思い出でした。
ロードには、自分が歩みたいように歩めばいいと言われていたのでした。
ロードからは一言も、自分たち家主の問題や、元家主の問題を頼んだとは言ってはいません。むしろ、少しは肩の荷を降ろしてしまえばいいとさえも言えることを言われていたのです。
だけども、ライジェルには結局首を突っ込んでしまったんですねえ。
外に出たのなら楽しめ
と言われたロードの言葉を思い出して、体を起こし、学校へ行きます。
学校へ行き辛さのあまりしかめっ面になりますが、周りに心配をされて、
笑顔になるライジェル。
彼の内面描写が気になりすぎる。
何かを感じているといたり、幸福を感じている、
そんな安い言葉では語れない感情、思いをいただいていることでしょうね。